「てんかんの原因がわからないと治療できない」って思ってませんか?
多くの人は原因を知ることが治療の第一歩だと思っています。でも現実は違います。実は原因究明にこだわりすぎると、治療の黄金期を逃してしまうことも。今日は、てんかんの原因がどれほど複雑で、原因不明でも治療が可能な理由をぶっちゃけます。
てんかんの原因:実に多様
てんかんの原因は遺伝的要因、脳の発達異常、頭部外傷、出血、腫瘍、水頭症、炎症、脳炎など多岐にわたります。はっきりした原因が見つかることもありますが、特定が難しいケースも多いです。例えば、家族歴がなくてもてんかんを発症することはよくあります。それはてんかんが単一遺伝子疾患ではなく、多くの要因が絡み合って起こるからです。
原因不明のほうが実は普通
実際、臨床では約60〜70%のてんかん患者さんに明確な原因は見つかりません。CTやMRIで異常なし、遺伝子検査でも特定の変異なし。かつて10年間も病院を渡り歩いて原因を探し続けた患者さんがいましたが、結局原因は不明のままでした。しかし薬物治療を始めたところ、発作は完全に止まり、今では普通の生活を送っています。
原因がわからなくても治療できる
てんかん治療の鍵は原因ではなく、発作をコントロールすることです。脳腫瘍がどうやってできたかわからなくても摘出できるように、原因が何であれ抗てんかん薬で症状を抑えられます。現在20種類以上の抗てんかん薬があり、脳細胞の異常な電気放電を効果的に抑制します。
原因究明にこだわらないで
「原因がわからないと治療できない」と、親御さんが何度も検査を求めるケースがあります。でも不要な検査は時間と費用の無駄で、治療開始が遅れるだけ。医師がてんかんと診断したら、まず治療を始めることが優先です。原因の調査は治療と並行して、または後でゆっくり進めればいいのです。
まとめ:治療が最優先
てんかんの原因は複雑で不明なことも多いですが、それは治療不可能ということではありません。大事なのは原因ではなく発作を抑えること。原因がわからなくても落ち込まず、早めに治療を始めて日常生活を取り戻しましょう。実際、薬物治療で70%以上の患者さんが発作を完全にコントロールできています。